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カテゴリー「あんな事こんな事どんな事」の検索結果は以下のとおりです。

放射能汚染で揺らぐ安全基準値

民主党の岡田幹事長は農作物の出荷停止や摂取制限の目安となる基準値について
「少し厳格さを求めすぎている」
「心配ないものは心配ないときちっと言えることが必要だ。科学的な厳格さを求めすぎれば風評被害になる」
と見直しが必要と示しました。

https://www.asahi.com/politics/update/0327/TKY201103270127.html

おいおい・・・ホントにアフォかとマヌケかと・・・。
みんなが恐れている時に安全基準をゆるゆるにしたら余計信用を失うと。

ニュースでインタビューされるスーパーの様子ではなく「実際のスーパーの売り場の様子を見ろ!」です。
ミネラルウォーターは売り切れ、北関東の野菜の殆どが山積みのまま、買い物客の殆どが産地を確認して手に取る商品は関東以西の食べ物。

みんな農家の苦労も分かっています。こんな時こそ応援してあげたい気持ちもあります。
ただ・・・安全基準値以下だろうと科学的根拠があろうと
「放射性物質の入った食べ物や水」を「普通に食いたくねーんだよ!」 です。
当然です。みんな怖いのですから。
毎日となれば余計です。
健康を心配して何が悪い!

無論、安全基準を信じたり風評被害を起こさないように農家への支援の為と買う人も多くいらっしゃいます。
とても素晴しい事です。
要は安心して食べられれば良いのです。

「基準が厳しすぎたので緩くしました。心配ないので食べてネ(はあと」

厳格だからみんな安心するのに・・・
基準が緩くて安心して食えるかボケジジイ!!

「まだ基準には余裕がある。ギリギリまで安全基準を緩めれば品物が流通する。流通すれば消費する。農家からのクレームも食料問題も乗り越えられる(キリ」
そこにはもう消費者の安心や健康を守る余裕は全くない。
今だけ乗り切ろうと切羽詰まった状態が透けてます。単純過ぎる・・・。

安全基準は科学的根拠を元にしてカナリ余裕を持って作られています。
アドバンテージを含めてあるわけです。
科学的に厳格さを求めてあるのは「健康を守る為に必要」だからです。
厳格であるからこそ信頼され安心に繋がるのです。

10ベクレルだった水が300ベクレル
セシウム-134とセシウム-137の合計値が370ベクレル以上の輸入品は突っ返していたのに野菜は2000ベクレルまで大丈夫とか
水はWHO(世界保健機構)が定める300倍、食べ物は・・・
今までWHOに沿ってた基準を原発事故後の3/17に大きく緩めたばかりです。

安全の基準は「ギリギリでいつも逝きて痛いからーぎゃーあー!」じゃネーんだYO!(何

風評被害とは根拠の無いウワサで被害をこうむること。
だが今回は根拠がハッキリしている。
目に見えない「放射性物質」への恐怖と国の都合でコロコロ緩めた「安全基準値の失墜」 が問題なのです。
厳しければ厳しいほど信頼され緩めれば緩めるほど疑われても仕方ないんです。

そういった人間の心理や健康より経済を優先するのは経営者らしい考え方です。
ただし日本はイオンじゃないし国民はイオンの社員ではない。

そもそもこの問題は農家の風評被害程度の枠で収まりきれるほど簡単な問題ではありません。
放射能汚染は今や経済、環境、生活、健康と深刻な問題になっています。
ましてや被災地への支援や復興の足かせにもなっています。

経済を考えるなら余計に今こそ厳しい基準が必要です。
今だけ乗り切るという安易な「ツケ」は「ただちに」ではなく私達の未来で「いずれ」代償となって帰ってくるのです。
風評被害と言って国内の基準を甘くするなら日本の食品は世界で信用を失います。
事実もう失い始めてますしね。

自国民の基準値が世界の基準値の数百倍も緩々で日本の食品を世界中の人に買って貰えるでしょうか?
日本の農業の復興を本当に考えるならばTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)を視野に入れて安全基準を厳しくしてこそ農業や食品産業の未来があるのです。
確かに今は厳しいかもしれませんが自国民から信用を得られない食べ物が世界からも信用を得られるわけがありません。
厳しいからこそ健康は当然の事ながら農業や食品産業の未来にも繋げらると私は思います。