風評被害を考える
- 2011/05/21 04:26
- カテゴリー:あんな事こんな事どんな事
今朝は風評被害について考えてみよう。
風評被害によって農産物、水産物が買って貰えない。
風評被害から救うため、汚染された野菜、食べ物を売る、買う、食べる。
これらは間違いだ。
汚染された食べ物は売るべきではないし買うべきでも無い。
食べるものに猛毒はあってはならない。
放射能の本当の恐ろしさは目に見えない、手にとって感じる事が出来ない、
無味無臭で人の五感で感じて捉える事が全く出来ないのだ。
それらは細胞を傷つけ遺伝子を傷つけ続ける。
やがて白血病や癌を誘発し次の世代にまで悪影響を与える猛毒である。
これらは決して風評ではない。我々に付き付けられた恐ろしい現実だ。
人工的な放射性物質は人が生み出した最悪の物質である。
最悪の物質が付着した食べ物は微量であっても身体に取り込むべきではない。
放射性物質は人が恐れて当然のものだ。
食べ物の本来のあるべき姿を考えれば食べ物とは安全で健康に良い事が前提であるはずだ。
だが日本の基準値は生産者の経済を優先させ消費者の健康を度外視してしまった。
そればかりか検査体制ですら殆ど不備の状態だ。
国や県、そして生産者の多くはバカな基準と穴だらけの検査体制に準じて危険な食べ物を売ろうとする。
千葉では基準値超えを出荷、静岡に至っては荒茶の検査要請を拒否。
こんなバカな話しは無い。
放射性物質に汚染された物を売れば東電と同じで「被曝者を増やす加害者」になると認識するべきだ。
農産物や水産物の被害は東電や国に求めるべきで消費者に求めるべきではない。
消費者もまた生産者を救う為にも汚染された物を安易に買ってはいけない。
買う事で生産者を応援すれば生産者は汚染されたものを平然と売り続けるようになってしまう。
一時は生産者を応援する事ができるかもしれない。
だがそれらは結果的には被曝という形で跳ね返る。
将来のある子供や若い女性、妊婦が被曝して良いはずが無い
風評被害で売れないのではない。
放射性物質は危険で実害があって売れないのだ。
安全で美味しい農産物、水産物を消費者に提供するにはどうするべきか?
それらが出来なければ流通させるべきではない。
生産者が一時の利益を得るために安易に売り買いをする事では問題を解決する事にはならない。
私達は日本史上最悪の災害で大地震と津波で多くの人を失った。
そして原発事故。放射能汚染。経済状況の悪化と追い討ちを掛けられている。
事態は深刻で問題はあまりにも大きい。
だが、それらは決して解決できない問題ではない。
ただし解決する為にはドラッカーの言う「真摯さ」が必要である。
それは生産者だけではない。国や県、そして東電に求められてる事でもある。
そして私達にも。
・・・などと新聞のコラム風に書いてみた。
今朝もツバメに起こされてすっかり目が覚めたからだ!(ぇ
ちなみに雛は3匹目が生まれたのを確認。
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