都の水道水から放射性物質を検出!・・・でもどれくらい危険なのか分からない
- 2011/03/24 13:38
- カテゴリー:あんな事こんな事どんな事
ただちに・・・すぐに ・ すぐさま ・ 早急に ・ 早速 ・ 即刻 ・ すかさず ・ 時をおかず
ただちに危険とは言えない。
何回聞いたか分かりません。
そろそろウンザリしています。
今問題になっている放射性物質は、そもそも大量でなければ人体に「スグ」には影響しません。
長久的には悪い影響があっても「ただちに危険とは言えない」と言えば解釈は幅広く出来る良い言葉です。
私たちに感動を与えた東京消防庁のテキパキと的確な会見と違い、
「ただちに」を乱用する歯切れの悪い会見で
情報が「ただちに」出てこないのが余計不安を煽っています。
人や動物が生きるのに最も重要な「水、食料、空気」は
今や東日本は原発事故による汚染が深刻化しています。
東京都民の水瓶である金町浄水場の水道水から23日に1キロ当たり210ベクレルの放射性ヨウ素131が検出されました。
ちなみに私は金町浄水場スグ近くです(。´Д⊂) ウワァァァン!!
乳児の飲用に適さない100ベクレル以上の為、4歳児未満の乳児への使用を控えるようにとの事。
大人の基準値は300ベクレル以下までと言われてます。
ですが大人でも基準値以下と言われても気分的にも安心して飲むことが出来ませんよね・・・。
「蛇口を捻れば安全な水が飲める水」神話は崩壊してしまいました。
空気も水も食べ物も、放射性物質を気にしないで安心して食べれる日が戻るのは何時になるのか・・・。
「春雨じゃ,濡れて参ろう」
そんな風流な事も放射性物質を気にしなければならない雨となってしまいました。
などと、嘆いていても仕方ありません。
現実を見なくてはいけません。
だってベクレルって何?
危険な値、基準ってそもそもどれくらい危険なの?
「知らない事が一番怖い」ので「知る」為に少しでも勉強しましょう。
とくに自分(マテ
▼放射線
・DNAの破壊やDNAに損傷を与える。自然界にも当然存在する。
・マイクロシーベルト。ミリシーベルトとか言う聞きなれない単位で表す。
・被曝数週間後に出る急性障害と被曝後数十年後というような長期スパンで出る晩発性障害がある。
▼放射性物質
・放射線を放出する物質(ホコリ、チリみたいなもの)
▼放射能
・放射性物質が懐中電灯なら放射線が光、どれくらい明るくできるパワーがあるかが放射能
・放射性物質がウンコなら放射線が匂い、どれくらい臭いのかが放射能
※例えです
▼放射線の半減期
放射線ヨウ素・・・8日(3ヶ月でほぼゼロ)
セシウム・・・・・・・30年
プルトニウム・・・24000年
▼半減期
要は半分の力になる時期。
ドラゴンボール風で例えるならスカウターで計って10000パワーあったとしても半減期が5日なら5日で5000パワーになってしまうという事。そして10日なら2500パワー、15日で1250パワー、20日で625パワーまで気が減少する(何
ちなみにくじらのやる気パワーの半減期は1時間とに短い(ぇ
▼放射線の単位
・1シーベルト=1000ミリシーベルト
・1ミリシーベルト=1000マイクロシーベルト
▼被爆による身体への影響(だいたいです)
10000ミリシーベルト(局部被爆)・・・・・・・・・皮膚などに急性潰瘍、意識障害等
7000ミリシーベルト(全身被爆)・・・・・・・・・生存率0%、全身障害、48時間以内に死亡。
3000~6000ミリシーベルト(局部被爆)・・・皮膚に紅斑、白内障、永久不妊、脱毛、下痢等
3000~5000ミリシーベルト(全身被爆)・・・生存率50%
500~2000ミリシーベルト(局部被爆)・・・水晶体混濁
1000ミリシーベルト(全身被爆)・・・・・・・・・10%の人に悪心、嘔吐
500ミリシーベルト(全身被爆)・・・・・・・・・末梢血中のリンパ球の減少
400ミリシーベルト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・福島原発の発電所付近のレベルはこれくらい。
250ミリシーベルト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・国が定める作業等での限界被爆単位(新基準)
200ミリシーベルト以下(全身被爆)・・・・・軽度のむかつき等、臨床症状は確認されてない。
100ミリシーベルト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・国が定める作業等での限界被爆単位(旧基準)
50ミリシーベルト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・業務に従事する人の年間被爆量の上限
10ミリシーベルト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブラジル、ガラバリ市街地の自然放射線(年間)
6.9ミリシーベルト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・胸部X線CT(1回)
2.4ミリシーベルト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一人あたりの年間自然放射線量(世界の平均)
2.1ミリシーベルト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一人あたりの年間自然放射線量(日本の平均)
1.0ミリシーベルト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一般市民の年間線量限度(医療と自然由来を除く)
0.6ミリシーベルト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・胃のX線検診(1回)
0.19ミリシーベルト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・東京 - ニューヨークを航空機で往復
0.05ミリシーベルト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・胸のX線検診(1回)
0.04ミリシーベルト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・パノラマX線撮影(1回)
0.01ミリシーベルト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・歯のX線撮影(1回)
▼安定ヨウ素剤
海藻類にヨウ素は多いが微量なので殆ど意味はないという。
うがい薬を飲むとか絶対にやっちゃいけません。
ちなみに安定ヨウ素剤は簡単に言うとヨウ素は甲状腺に取り込まれる性質がある。
この性質を利用して放射線を出さないヨウ素を甲状腺に先に張り付けて放射線ヨウ素が張り付くのを邪魔をして放射性ヨウ素は体外に尿と一緒に出て行け!状態にする。)
とある安定ヨウ素剤の取り扱いを見ると被曝を阻止できる可能性は
服用が12時間前=90%
直前で97%
1時間後で85%
3時間後で50%
とあるので被爆した後では意味が無いかもしれない(涙
更に半減期を考えて2週間は飲み続ける必要もある。らしい・・・。
他の放射性物質には意味が無い(?
つまり放射性ヨウ素に対しての特効薬ではなく予防薬です。
▼シーベルトとベクレルの違い
ベクレルは放射線を出す強さの値。人体への影響を比べるにはシーベルトに換算する必要がある。
ホウレン草で例えると1kgの15020ベクレルの放射性ヨウ素のホウレン草を食べると体内への影響は0.33ミリシーベルト。
日本人の平均摂取量は15gで実際の影響は0.0049ミリシーベルトになるらしい。
▼食べ物への影響と
私達は普段食べている食物、魚、野菜からも年間0.3ミリシーベルトの影響は受けているらしいです。
問題はヨウ素が甲状腺に取り込まれる性質があるので大量摂取は甲状腺ガンなどの影響が怖い事です。
どれくらいの量から影響するとハッキリしたのはありませんが、摂取した量の5%ぐらいが甲状腺に取り込まれ残りの95%は尿やウンコと一緒に排出させるとの事。
放射性ヨウ素は半減期が8日と短く、3ヶ月でほぼゼロになる。
セシウムの半減期は30年ですが尿などで排出するので100日で半分に減るらしい。
▼金町浄水場の水道水の場合
金町浄水場の水道水で23日に1Lで210ベクレル検出されたとのこと。
ホウレン草の例を元に考えた場合(間違ってたらホントごめんなさい;)
単純に1リットルの水道水を飲むと体内への影響は0.0046ミリシーベルトとなる。
人は成人で1日当たり約2~3リットルの水分摂取量が必要なので単純に3リットル飲んでも約0.014ミリシーベルトとなる。
仮に3リットルの水道水を365日飲んだとしたら単純に考えて年間5.05ミリシーベルトです。(但し人は当然、水道水だけで水分を賄うわけではない、食べ物からも賄う、それに原発事故が沈静化すれば毎日210ベクレル出るわけでもないし当然下がっていく、但しこれ以上爆発したり放射性物質が流失なければネ!w)
放射性物質なんて全く取らないほうが良いに決まってますが、現状、金町浄水場の水道水を飲み関東の食物を口にする一般人の私では100%無理なので(涙
半減期、排出される量からも・・・アレ・・・大騒ぎするよりも案外大丈夫?(ぇ?
被爆による身体への影響はあくまでも外部被爆なので体内被曝による影響は分からない部分も多いです。
なので一概には言えませんが・・・
24日は71ベクレルとの事
▼野菊浄水場、栗山浄水場の場合(23日)
金町浄水場と同じ江戸川河川の千葉県側にある浄水場です。
1リットル当たり180ベクレル=約0.004ミリシーベルト=1日成人が3リットル飲むとして約0.012ミリシーベルト=年間約4.33ミリシーベルト
1リットル当たり220ベクレル=約0.005ミリシーベルト=1日成人が3リットル飲むとして約0.015ミリシーベルト=年間約5.29ミリシーベルト
ただしこのレベルの水を飲み続けるならの話であって更に半減期や尿とかで排出されたりする分は試算してないので実際はもっと下回ると思われます。
▼一般的な家庭用浄水器(トレビーノとか)で放射性物質を取り除けるか?
ニュースでもコメンテーターが出来るとか出来ないとか意見が2分してますが
元々放射性物質を取り除くようには作られてないので東レ的には無理との事。
家庭用浄水器などに使われる中空糸膜・活性炭などの孔は、0.1~1.0ミクロンで
ヨウ素は活性炭に付着する可能性はあり塩素を除去できるならひょっとしたら・・・?
ですが浄水場でも活性炭は使ってるので・・・
無いよりマシ程度の気休め!(苦笑)
ちなみに放射性ヨウ素は揮発性が高く沸騰すると蒸気と供に減るという話もあるがイオン化されてない場合。イオン化している状態だと逆に濃縮する可能性もあるがそこから先はよほどの専門家じゃないと分からないらしいです・・・。
セシウムの方は約0.0006ミクロンとの事なのでたぶん無理(涙
0.0001ミクロン単位で取り除ける浄水器なら可能性はあるらしい。
ただ、取り除けるとしても浄水器のフィルターには放射性物質は蓄積していくので早い段階で交換も必要になる・・・と言う意見も。
もしイオン化してたら活性炭では吸着できない。
なので踊らされて高価な家庭用浄水器を売りつけられるような事はないように注意。
今後の情報収集を!
ミネラルウォーターも店頭で殆ど手に入らない状態なので勉強してみましたが・・・
ただちに間違ってるかただちに分かりません!(マテ
あくまでも自分への精神的な目安ですねハイ・・・(ぇ
どのみち国家レベルで浄水場から対策を講じないと我々一般人レベルでは殆ど抵抗できないという事なんですね池上さん!(マテマテ
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