放射能汚染から身を守る食事方法はあるのか?
- 2011/10/13 11:48
- カテゴリー:コラム
放射能汚染から身を守る食事方法はあるのか?
放射能から完璧に守る食べ物。そんな都合の良いものはない(チーン
って一行で終わっちゃうだろっ!
では放射能を中和する食べ物はあるのか?
NO
中和なんて現時点で可能なら誰も苦労してません。
塩や味噌に放射線障害から守るエネルギーが存在するのか?
神は宇宙を作った時に陽である味噌と塩を我々にわけ与えてくれました。さあ陽エネルギーの塩をたっぷりとお舐めなさい♪
なわけあるかゴルアー!
では放射能から身を守る食事方法はあるのか?
Yes(ぇ
根拠の乏しい食事法
最近あちこちのブログで放射線に対する食べ物の話しで「マクロビオティック」というモノを元に書かれているのを見かけます。
「マクロビオティック」は食生活法・食事療法の一種で、食べ物を陰と陽で分けて陽の食べ物を取る事で健康になる。こんな感じで様々に書かれてました。
要約すると放射性物質は陰だから、陽の食べ物、塩からいものを食べる。砂糖や果物は同じ陰だから取ってはいけない。
食べ物を陰と陽で考え、バランスのよい自然健康食を取ろう!という、どちらかといえば栄養学的なものより思想に近いものらしいですが。
最近は放射性物質の不安から広まりつつあるようですが・・・ちょっとまてー!これって・・いう話もいくつか。
マクロビオティックの話の中に長崎で原爆が落とされた当時、「味噌をなめろー! 梅干しをなめろー!」と駆けずり回って原爆症を逃れたなんて逸話もありました。
これが100%効果が無いとは言いません。が100%あるとも言えないです。
マクロビオティックの考え方自体は否定するつもりないです。
普段の食生活なら健康的な考えは大変良いと思います。玄米食なんかも健康に良いですしね。
ただマクロビの話しの中に、極論でしょうが塩で放射性物質を中和できる。だから塩辛い食べ物を。なんて書かれたものを見かけました。
放射性物質は極陰性だから陽性の塩を食べるのが理にかなっている。反対に極陰性の砂糖は食べてはいけない!(キリ
根拠がまるで見えないっ!理屈の理さんが分からないっ(汗
30cmの塩壁で放射線を通さないから塩分を多く摂取すれば・・・って体内に30cmの塩壁は無理ですwww
放射能で倒される前に高血圧で倒れるわっ!ww
・・・失礼。
そもそも放射性物質を中和する現実的な方法は現時点では無いのです。
もし塩や味噌ごときで中和や遮断ができるなら燃料棒を味噌漬けにして原子炉を塩釜にすれば万事解決します。きっと福島は香ばしい味噌仕立てに生まれ変わるしょう♪(マテ
などとなってしまうので、根拠が良くわからないものにすがりつくのは、困った時だけ神様にお願いするのと同じです。
本来なら除染方法すら確立してない現状では放射能汚染がひどいなら避難するしかないのです。
ですが現実、これだけ規模が大きくなってしまうと東日本全部の避難は流石に不可能に近いでしょう。
私も東日本に住みたくないと思っても今の生活を捨てれるほど、西に行くアテがあるわけでも、生活できる保障もありません。
汚染は怖いけど大丈夫って信じるしかない。そんな感じです。
逃げる事が中々出来ないなら、放射能による恐怖を受け入れるしかないのか?
仕方ないので、せめて一般生活の範囲でやれる対応策を出来るだけ講じるべきだと思います。
それには放射能が何故、身体に良くないか?まず”知る”ことから始めなくてはいけません。
そこのパートのマクロビおばちゃんや幼子を抱えた主婦の為に!(誰w
放射能が何故人体に悪いのか?
そもそも放射能自体が病気を引き起こすワケではありません。
問題なのは放射性物質から放出される放射線によって細胞やDNAを傷つける事です。
もし大量の放射線を浴びた場合、放射線によって細胞分裂が遅れてしまったり、細胞自体が死んでしまいます。
その中でも特に細胞分裂が盛んな造血器官、生殖腺、腸管、皮膚などの部分に障害が起きやすくなります。
また放射線は少量でも長期間浴び続けてしまうと、DNAなどを傷つけたり、細胞の修復能力が追いつかなくなったり、傷つけた細胞がきちんと再生されず、異常な状態になってガンや白血病などの病気になる場合もあります。
細胞は子供の方が活発な為そのリスクが高く、逆に大人は子供ほど細胞が活発ではないのでリスクが低くなります。
ガン細胞も子供の方が進行が早く、老人ほど進行が遅いのは、大人よりも子供の方が細胞分裂が活発な為です。
赤ん坊や胎児は特に細胞分裂が活発ですから最もリスクが高くなります。
なので小さなお子さんほど余計な放射線を浴びさせてはいけません。
放射線によってDNAを傷つけ細胞の再生で欠陥を引き起こし病気になってしまう事が放射線による人体への悪影響です。
異常な低放射線はただちに問題を引き起こさず、数年、数十年、数世代後に問題を起こします。
ただちに問題が出るのは大量に放射線を浴びた場合だけです。
無論、個人差は大きく、何時ガンになるか?ならないか?病気になるか?ならないか?それはわかりません。
放射線はどの程度まで浴びても安全なのか?
放射線は宇宙からも降ってきますし、そこらじゅうにあるものです。
ただ自然界に存在する微量の自然放射線ではなく、人工的に生み出された放射性物質によるものです。
福島第一原発の事故により多くの人が、余計な放射線を浴びる”被曝”をしてしまいました。
人間の健康に影響が出ると”証明されている放射線量”の最低値は100ミリシーベルトです。
”証明されている”であって、実際どの程度が安全ラインなのか?
実はあまり良くわかってない。というのが答えのようです。
良くわからないものだから、事故後の基準が錯綜して曖昧になっています。
ひとつだけ言える事は、無造作に浴びる放射線は、人の身体だけでなく生物に取って良いものでないというのは明らかです。
暫定基準値は安全か?
暫定基準値以下だから安全です!食べてください!
これは大きな間違いだと思うのです。
暫定基準値は、原発事故が起きた時、食べる物が汚染され食べ物が無くなる事を避けるため、汚染された食物をやむを得ず食べる為に臨時で定めた基準です。
汚染された食物を仕方なく食べるために、これくらいなら一時的に摂取しても大丈夫という基準なので、本来は情勢が落ち着いてきたら改めて長期的に安全な基準を定めるものなのです。が・・・。
そこが出来ないのが今の日本の政治力の無さなのでしょう・・・。
暫定基準値が、本当に安全な基準なら、WHO(世界保健機構)の定める値から大きくズレる事は無いのです。
水道水の基準
WHO 10ベクレル
日本(暫定基準値) ヨウ素300ベクレル セシウム200ベクレル (飲料水・牛乳・乳製品)
餓死を避けるための非常事態における食品の数値
WHO 1000ベクレル
日本(暫定基準値) ヨウ素2000ベクレル、セシウム500ベクレル(肉、魚、卵、野菜、その他)※1キログラムあたり100ベクレルを超えるものは、乳児用調製粉乳及び直接飲用に供する乳に使用しないよう指導すること。
WHOが提唱する「餓死を避けるための非常事態」よりも基準が遥かに緩いのが暫定基準値と言われるものです。
あまり否定的な事を言うと、風評被害を招くとか、被災者の事を考えてない。と絞められてしまいそうですがw
放射能汚染の脅威から少しでも身を守るには、なるべく放射線を浴びないようにするくらいしか手立てがありません。
特に0距離からの放射線による内部被曝はリスクが大きいので、日々の生活で内部被曝はなるべく避けたいところです。
内部被曝をしてしまった場合
すでに東日本に住むほとんどの人が大なり小なり内部被曝をしてしまっているでしょう。当然私も。
放射性物質に限らず、身体に悪いものを摂取してしまった場合には、それ以上、体内に悪いものを蓄積させない事と体内から排出させる事が大切です。
これは放射性物質にも言える事で、体内に蓄積させないようにして排出させれば内部被曝も軽減する事が出来るかもしれません。
完全に排出する事はできなくとも体内にある量は減らす事は可能です。
ただしストロンチウムなどは別ですが・・・。
食事による細胞の活性化
放射線を浴びて細胞やDNAを傷つけられる事が問題なので、細胞をなるべくスムーズに元気に再生させる事が出来ればリスクを軽減する事は出来るかもしれません。
また免疫力を高める事で細胞のダメージによるリスクも軽減することは可能かもしれません。
防ぐのではなく、リスクを軽減する。と言うことなら日々の生活の中で無理なく可能性もあるでしょう。
人間の細胞を作っているものは、塩ではなく、アミノ酸です。
人間の身体はアミノ酸で出来てると言っても過言ではありません(人間ばかりではありませんが)
生命はアミノ酸(たんぱく質)で作られている為、人間(動物)はその身体を維持するためには”たんぱく質”が必要になります。
これを摂取して分解、吸収する事で人は身体の細胞を再生させています。
(尚、ここを詳しく書くと管理栄養士クラスとか医学の難しい話になるので簡略w)
身体の細胞を作る時にはアミノ酸と一緒にビタミンB6が必要になります。
他、細胞を元気にして病気への抵抗力を増すために各種栄養素も必要になります。
人間の身体は様々な栄養素無くては正常に機能しません。
結局どうすればよいかと言うと、塩を取っておまじないの防衛をする事よりも、健康的なバランスの良い食生活をする事に尽きるわけです。
栄養学的に言うなら運動、栄養、休養これを守るだけです。
意外と簡単でしょう?というか、この三大原則(運動、栄養、休養)の基本を無視して人間は健康を維持できません。
よくわからない。そういう人はこれだけを念頭に生活しましょう。
1、余計な放射線を浴びないようにする。 2、汚染された食物を摂取しない。 3、バランスの良い食事を心がけ健康的な生活を送る。
東日本の大半の人はなんらかの形で多少でも内部被曝してしまってるでしょうが・・・私もそうですが。
体内に取り込んでしまった放射性物質を中和させる事は出来なくても、放射線によるリスクを少しでも軽減させる事は可能だと思います。
長い戦いになるでしょうから、ストレスを貯めない様に無理の無い範囲で長く続けるようにしなくてはいけません。
ということでたまには真面目に書きます!(自爆
ところで・・・じゃあ何を食えば良いのさ?
塩じゃねーのは確かだよ!(爆
でも味噌にはひょっとして?
そんなこんなで今回はまず基本となる放射線による人体への影響等をを学び
放射線から身を守る食べ物「陰陽ではありませんが何か?」です
桜沢●一なんてものを信じるくらいなら佐伯矩の理念を信じろ!(誰
▼さいきただす
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E4%BC%AF%E7%9F%A9
▼さく●ざわゆきかず
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%9C%E6%B2%A2%E5%A6%82%E4%B8%80
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