被災地ではアスベストに注意を!
- 2011/04/03 08:27
- カテゴリー:日記
瓦礫や廃屋、汚泥が乾くにつれて臭いやホコリが酷くなっているらしいです。
そして気になるニュースが。
被災地でホコリを吸い、それが原因と思われる肺炎患者が増えているそうです。
更に車や風などでホコリと一緒にアスベストも舞い上がり
今後の人体への悪影響が心配されているそうです。
アスベスト(石綿)といえば一時社会問題にもなりました。
塵肺、肺線維症、肺癌、悪性中皮腫といった健康被害が心配され使用禁止になりましたが
近年まで建築資材で使われていた為、被災地でも古い建物に使われている可能性があるとのこと。
今起きてる肺炎だけでなく、今後年数を重ねていった時、
アスベストが原因による健康被害が地域単位で出てくることが懸念されてます。
実際に阪神大震災でも瓦礫の撤去作業中にアスベストが原因と思われる中皮腫になったケースがあり、
アスベスト粉塵が発生していたことを物語っています。
アスベスト(石綿)は健康被害を伴う為、現在は使用が禁止されていますが
近年まで吹きつけや断熱等に使う建築資材に使われてきた経緯がありました。
ですから古い家屋、建物にはまだまだアスベストが使われているものが残っていると言われています。
アスベストは非常に細かい繊維状のもので、空気中に舞い上がり、
呼吸器官から体内(肺)に入り肺胞に突き刺さって長い時間をかけて癌化します。
アメリカでは胃癌や大腸癌などの発症が疑われています。
今回の震災や津波で倒壊した建物の一部からアスベストが飛散する可能性が指摘されてます。
また瓦礫の撤去や車の往来によってもアスベストを含んだホコリが舞い上がる可能性があります。
アスベストは目に見えません。
防塵マスクや水で濡らしたタオル等で口や鼻を覆いアスベストを吸い込まないように予防に心がけて下さい。
また、洗濯物にアスベスト繊維が付着する可能性があり、屋内でもホコリと一緒に入ってきます。
洗濯や部屋の換気にも注意して下さい。
かと言って締め切った屋内で一酸化炭素中毒にもならないようにしましょう。
恐れすぎて不安を煽ってもいけませんが
瓦礫等ホコリの多い所では出来るだけ注意して予防して下さい。
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