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DOPPELGANGER FX15 Schatten ミニベロ / ノーマルファインチューン編 6話 ~ホイール周りのチューニング2~

はい、FXファインチューン編が完結しないままスッカリ年をまたいでしまいました(自爆
ノーマルドッペルを走る子へ変貌!
続き書いて終わらせます


このままだとリムが左右にブレたままです。オマケにスポークのテンションもゆるゆる
なのでニップルを回して振れ取りという作業をします
ついでにリムテープ付け直したり錆止めしたり

とりあえずタイヤとチューブ剥します

バルブキャップを外して空気を抜きます

ナットも全部外しちゃって下さい。

タイヤレバーをリムの隙間に入れてタイヤのビート部分とチューブを傷つけないように軽く持ち上げていきます



大体このくらいの間隔で三箇所くらい持ち上げてしまえばタイヤレバーを滑らせながらスーっと片側のリムからタイヤが外せます。


ちなみに青いレバーがAZのタイヤレバー(100円)
もう一つのはパナレーサーのタイヤレバー(350円くらい)
AZのレバーでも使えない事はありませんが当然パナレーサーの方がリムに差し込みやすく強度もあって使い勝手がイイので初心者は何も考えずにパナ選んでおこう!

パナレーサー タイヤレバー(3本セット)



片側のリムからタイヤが外れたらチューブをキズ付けないよう取り出してあげれば


ほらこんなに簡単♪

ついでにペラッペラのリムバンドを外してポイします。

この手の安物自転車のホイールに付いてるようなゴム製のリムテープはオマケみたいなものです
ペラッペラでキレやすく穴がスグ空いてパンクの原因になったり劣化するとベッタベタになってくっついてたりするので取り換えちゃいます。

その前に・・・。
ホイールの振れ取りをきちんとやっておきます。

スポークレンチでニップルを回してリムの上下左右の振れを取りつつセンターを出しながらスポークのテンションを上げていきます。

振れ取り台が無いって人は逆さまにしたフレームにホイールを装着して左右目視で簡易的に行ったりと色々工夫すればある程度出来ますがソレはソレで熟練度が必要です
本格的に自分で自転車を弄りたい、整備したい、振れをキチンと取りたいとか、いずれホイールを組みたい!という志があるなら振れ取り台は買っとくと良いでしょう。

MiNOURA(ミノウラ) 振れ取り台セット

触れ取り台とセンターゲージのお得なセット
コレがあれば振れ取りはもとよりホイール組みまで可能になる。ただし値段がお安い分プロ仕様ではないので超精度を出すような用途には向かない。が、そこまで趣味用途で追い込む必用はない。だが振れ取りは腕次第、コレでもカナリ追い込む事は可能とは言っておく。
お金に余裕があるならもっと高いのを買ってくださいw



ホイールのセンターが出て無かったり振れがあるとブレーキシューの当たりが悪くなってブレーキの制動にも影響します。
スポークテンションが緩いと漕いでもなんだか反応の遅いモッサリした感じの重苦しいホイールになります。
だからといってスポークが飛ぶまでテンションをガチガチにあげろとはいってないから!w
ぎゅっと握ってしっかりしてるなーって感じぐらいで張っておきます。
この辺りは己の感覚のみです

どーしても自分の感覚が信じられない人はテンションメーターでも使ってください(笑
(安いオマケホイールの調整程度であまり必用ありませんがw)

PARKTOOL スポークテンションメーター


スポークのテンションを測る道具
コレがあると数値で確認できてテンションを均一に調性できるので
より精度の高いホイールの調性などに持ちいります。ただしテンションを均一にしたからといって振れが取れてよく走るのかというとそうではないのがホイールの妙。最適なテンションは何処なのか?は永遠の謎であり追い求めるロマンである。ただ数値で見ればより正確にバラ付きや貼りすぎ緩みすぎなどは確認できる。
己の研ぎ澄まされた感覚を頼りにホイールを組むような達人を目指す人にはあまり必要とされていない。が、あったら便利に決まっているだろが!!!



ホイールの振れ取りは慣れないうちは結構大変なので気長に作業しましょう。

JIS規格では±1.5mm以内と言われてますが
自分は目視じゃ分からないくらいに追い込みます

だけど追い込みすぎると腰が痛くなるからほどほどに!
ビール片手にのんびり直すのが一番w

錆止め
続いて錆止めをしておきます。
ここ案外錆びます。雨の中や濡れた路面走って一々あけませんからね。
結構、中には浸水してるみたいで錆びてその錆の粉塵でパンクなんて事もあるくらいです。
なので軽く錆止め吹いておきます
タイヤやチューブの交換等でもしない限りまず見ないところですから下処理しておきます



べったり浸けてしまうと逆にテープやゴムには宜しくないのでよーく拭いて乾かします。


ついでにスポークにもシュー!
謎鉄スポークなのでスポーク錆させたく無ければしょっちゅう錆止め吹いておかないとめっさ錆びますよ!w


雨の多い日本では自転車は錆との戦いと言っても過言ではないです


リムテープを交換しよう
必ずやっておきたいのは付属のリムバンドからちゃんとしたリムテープに交換することです
リムテープをちょっと良いものに交換するとパンク防止になります。
後日良いタイヤに交換するにも高圧対応のリムテープが必要です。

ココで使うのは20インチ用(406)リムテープ

TIOGA ナイロンリムテープ 20インチ用406 17mm幅

HERRMANS HPSリムテープ 20インチ用406 18mm幅



同じ20インチ用でも451のテープなんて買うとサイズが合わないので注意してください

はい!とりあえず売り切れでパナレーサのリムテープしかなかったのでとりあえずパナ(グハッ

パナレーサー リムテープ Poly-Lite
ポリライトのテープは伸びる素材で凹みやすくそこまで高圧に対応してないとのウワサで避けられてます。でも付属のリムバンドを使うより遥かにマシです
ちなみに尼のレビューでは8ber(115psi)以上ダメと言う人もいれば巷では10ber(145psi)くらいまでは対応してるとかいう人も
パナのサイトをチラ見した限りでは9 kgf/cm以上は気を付けて使用しやがれいっ!あと幅もきちんとリムに合わせて凹んでたらさっさと交換しろい!的なことが書いてあったので9 kgf/cm以上は注意しやがれい!w
ちなみに9 kgf/cm=9ber=130psiなので小径のタイヤならまー大丈夫
それ以上は気を付けて使用しやがれ!w

実際使って見て平気な時は平気だがダメな時はめっさダメ。それがポリライトw

交換はドライバーでバルブ穴位置がズレないよう差し込んでハメて伸ばしながら微調整

丁寧に取り付けましょう

リムテープは何処がいいのさ?
そんなのキマってんだろ?
SHIMANOだよ!(小径用は無い)


タイヤをホイールに取り付ける
①タイヤの片側をリムに通す
②チューブを傷つけないようにバルブ穴にバルブを通す
③チューブにバルブコアを付けて軽く膨らませてタイヤとリムの間に滑り込ませる
(バルブの根元の固定ナットは緩めておく)

※チューブを入れやすくしたい時はチューブに軽くベビーパウダーをまぶしておく

ここで英式タイプのバルブコアを付属の虫ゴムからスーパーバルブに交換しておきます
空気が抜け難く耐久性が良いのとある程度タイヤに空気を高圧気味に入れられるようになります
細かい所ですがココの交換はオススメ

ブリヂストン スーパーバルブ

そうそう書き忘れましたがタイヤには向きが指定されてるモノがあるので間違えないように

タイヤは回転方向を合わせてハメてください。
あとロゴの位置をバルブ穴やリムのデザインに合わせてあげたり、重量バランスを考えながら付けてあげたりするとGood



④チューブを滑り込ませたらタイヤを全てハメてリムとタイヤの間にチューブが挟まってないか全周一度確認する
(確認しないままで挟まってたり変なハマり方したまま装着して空気を入れるとパーン!となるw)
⑤空気を入れて軽く膨らませておく(空気圧の調整はホイールを装着してから)
⑥バルブ固定ナットは手で回して固定(工具で〆ない)
※スパナ等でキツく締め付ける必用はありません。手で回して軽く固定する程度で。

はい、お疲れ様でした。
フロントも同様に調性すればこんな安物ホイールでもコレだけでカナ~~~リ変わってよく回る走れるホイールになってるハズです
自転車でホイールは一番と言ってよいほど重要なパーツです。高いホイールに変えてしまうのも良いですが、それよりも改造云々を始めるならキチンと調性できるかできないか。此方の方が大事です。

安易に交換する前にまず安物でもキチンと回るホイールに仕上げてみましょう。
今回は『はぢめてのドッペル弄り』向けのファインチューンなので更に深くまで弄り倒しませんが

そこから先はギャンガー(改造の意)だろ?

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