被災地など緊急時におけるORS(経口補水液)の作り方 補足偏
- 2011/08/03 10:46
- カテゴリー:あんな事こんな事どんな事
被災地など緊急時におけるORS(経口補水液)の作り方 補足偏
前回の話:https://gz.topaz.ne.jp/kujiblog/index.php/view/110
初トラックバックありがとうございます(自爆)→いかに普段役にたたない話ばかりかww
今回に限っては私の周囲でもこの話はウケが良く、読んでくれた人が結構いる・・・のですが・・・
ぇ?・・・毎日・・・飲む・・・? 作り・・・置き?
アレ?ちょっとまてwww
周囲ですら飲む点滴こと経口補水液(ORS)が少し勘違いして伝わったので、
コリャイカン!wって事で補足編です。
今年も7月は酷暑とあってか各地で熱中症が多発しています。
熱中症対策で話題にもなったようですが、あくまでも緊急時における経口補水液であって常時飲み続けるものではありません。
常時飲み続けたら塩分過多になってしまう!(笑)
例えば、何日も食べてないとか、暑くて脱水症状の状態に陥ったとか、汗を沢山かく職業の人とか、低ナトリウム血症の予防や改善の為なのです。
夏場は水分補給を!でも間違った水分補給は逆に危険を招く?
サッカーの松田直樹選手が練習中に急性心筋梗塞で倒れ現在危険な状態だとか・・・。
私はサッカー大好きなので松田選手が危険な状態というニュースを聞いたとき信じられない!というくらい驚きました。
と同時に回復を祈っております・・・
あれ?・・・そう言えばこないだORSの話書いて・・・もしかしたら原因は塩分不足?と、ふと思いました。
そういった事からも補足編を書いてます。
ただでさえ夏場は汗をかきますが、今年も7月は酷暑、これだけ異様に暑いとプロのサッカー選手でも多量の汗をかいて、信じられないくらい水分が必要になるのかもしれません。
もしかして選手は水分補給をするように心がけても塩分補給を心がけてなかったのでは?と思って少しサッカー選手の水分補給について調べてみました。
「思ったとおり!」
芝を痛めるとかの理由で試合中の水分補給は「水」と言う事がわかりました。それと頭から水かぶったりするとの理由からも「水」らしいのです。
まあそれは良いとして、少年サッカーでも試合中の水分補給は「水」だけでスポーツドリンクは試合前やハーフタイム中のみと言う事らしいのです。
理由までは調べてませんけど・・・
ただ水分補給については良くかいてあるのです・・・
もしかしたら、水分補給を心がけても塩分補給を心がけてなかった風潮があった?
実際どうか分かりませんが・・・ふと浮かびました。
人間の身体は汗をかけば水分補給も必要ですが一緒に塩分も補給しなくてはなりません。
もし水ばかり補給した場合、体内の塩分濃度は下がり細胞内の浸透圧のバランスも崩れてしまうのです。
そうすると身体に変調をきたし、食欲がなくなったり、バテやすくなったり、「心臓に負担」がかかったりします・・・
松田選手の場合、スポーツ選手の急性心筋梗塞という事と、サッカーという汗を多量にかく特異な職業であった事、ここ数日は涼しいですが、それまでは毎日異様に暑かった事・・・
もしかしたら水の多量摂取によって低ナトリウム血症状態になっていた。そして心臓の負担がかかったのでは?と思いました。
暑い上に汗を大量にかく事で水分補給ばかりに気を取られ、水を補給する事に気を取られすぎて、塩分を適切に摂取して無かったのでは・・・と・・・
もしかしたら防げた事故だったのかもしれません・・・あくまでも勝手な憶測でしかありませんが。。。
私の母方のおじいさんが戦中の人で若い頃に製鉄所に勤めてたそうです。
製鉄所は当然とてつもない暑さで夏場になればとんでもない暑さになって汗が搾れるくらいは当たり前になるそうです。
その製鉄所では常時「塩」の塊が置いてあって、水と一緒に手で塩をわしづかみにして口にぽいっと放り込むように食べるのだそうです。
アバウトすぎますが時代背景上、医学的な知識がなくても自然と身体が理解してたのでしょう。(それが適切な量かは別にして)
塩が水と一緒に必要というのは理屈ではなく感覚で知っていたみたいです。
これも口の中で作るワイルドなORSです一応(笑)
でも大して汗もかかないのにORSばかり飲んでいれば塩分過多で高血圧になったりするので注意!
ORSは脱水症状時、またこのように汗を多量にかく事からくる脱水症状の予防に適切に利用してください。
あと長期保存する場合、家にいる場合は塩と砂糖ぐらいあるでしょうから常に作り置きしておく必要はなく(カビとか雑菌の繁殖もあるから)
保管用ならむしろ市販されているOS-1とかを緊急用に1本冷蔵庫に常備しておけばよいでしょう。
また常に作って持ち運ぶ・・・めんどくさいので
塩1.5~2g、砂糖10g程度を紙とか小さな小袋に包んでおいて財布とかバッグの角にでも入れておき
緊急時(脱水症状時とか)にその辺で売ってる500mlのミネラルウォーターに混ぜて飲ませるとかのほうが良いかもしれません。
成人で1日約10gが塩分摂取量の目安です。
ただ塩分10gというのは気にしないでも普段の食生活であっという間に取ってしまってます(ぇ
むしろ日本人の食生活に置いて塩分は取りすぎ!と言われてるくらいです。
なので普通は体内の塩分が足りなくなるという事は殆どありません。
特に外食ばかりとかジャンクを好む人は過多の傾向が(笑
ただ夏場は暑いからと多量の「水」を飲むことで尿や汗と一緒に塩分の排出も早くなります。
と同時に体内の水分が増えれば塩分濃度が低くなります。
こうして身体のバランスを崩す事が夏場には多いようです。
バランスが悪くなると暑くて食欲が落ちてきた、水を飲んでもやたらのどが渇く、そして心臓に負担がかかる。
汗や尿が多量に出る。という時やスポーツや仕事等で異常に汗をかいたといった時に体の浸透圧を正常に保つためにORSは大変有効になります。
ですから正常な時は必要ありません。
普段は無理してORSを作って飲むより普通に喉がかわいたらスポーツドリンクや水、お茶でも構わないのです。
ORSはあくまでも迅速な水分補給が必要な時です。
緊急時(脱水症状等)や特異な状況時(汗を多量にかく運動や職業とか)であって常時の飲用目的ではありません。
暑いからと言って「水」だけを飲んではいけません。
水分はとても大切ですが水だけを大量に補給し続けると血中の塩分濃度が下がります。
かといって塩分を補給しすぎれば喉も渇きます。(浸透圧の関係上)
塩分の取りすぎは高血圧になったり変な病気になったり、
水も塩も異常に取りすぎてはいけないのです
身体の機能を適切に保つ為には水も塩も適切に補給するということが大切です。
緊急的な措置の必要がない時はスポーツドリンクの方が良いでしょう。
むしろ一般生活をしてるならスポーツドリンクを水で薄めた方のが良いです。
だって糖質で太るから(爆
ORSはあくまでも熱中症になったとか災害で何日も飲まず食わずとかと言った緊急時や汗を多量にかく職業の人向けです。
あと今日は汗を凄いかくなとか、最近、水やお茶ばかり沢山飲んでるとか、運動したり暑くて汗を超かいたとか・・・
とにかく「適切」に !
(ほうり投げー!w)
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