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ユーザー「kujira」の検索結果は以下のとおりです。

銀の風船

小学校2~3年生の時だったでしょうか

当時、父は千葉でスナックを経営しており、殆ど千葉県に住んでいました。
殆どというのも店舗付き住宅でしたので、父は時々都内にある自宅(本宅)の様子を見に行くのに車で帰っていました。

父が仕入れで使っていたライトバンには「商業用」とか「自家用」とか書いてあった記憶があります。

子供の私はよくその車の後部の荷台に寝そべって乗っていました。
(道交法が今ほど煩くないご時世だったので)

その日は15時くらいでした。車のラジオから「3時をお知らせします。ぴっぴっぴっポーン♪」

都内の自宅からお店のある千葉県に戻るときです。
何時もの木下街道、銀行の看板が見えて通りすぎて、太陽の光が差し込んで暑いなーっ。と寝そべりながら退屈しのぎに後部ハッチのガラス越しから空を眺めて遠くの雲の上、青い空のよこに雲、その遠く遠くを銀色の玉のような丸い物が浮かんでました。

それは縁日で売ってる銀色の風船に似ていました。
3つ、ふわふわふわふわ、それぞれが行ったり来たり雲に隠れたり

「(なんだろう?あれ?)」

子供の頃から目は非常によくて視力は常に2.0を誇ってました。
2.0以上は測らないので分かりませんが視力検査の時に余裕で見えていたのを友達によく自慢してたので恐らくそれ以上あったかもしれません。
「(誰かが風船を放してしまって、空に高く飛んで行っちゃったのかな?)」

目を凝らして眺めてるとそれとはどうも違う感じがしてきました。

その目で空高く小さく見える銀色の風船が行ったり来たり
「(銀の風船?鳥かな?いや銀色。やっぱり風船??)」
時折、太陽の光に反射してなのかキラッとまぶしく光ります

その間に車は信号で止まったり進んだり
なんだか空に向かって手を広げてみたくなり
「(見えなくなっちゃう、ついておいで)」

と頭の中で考えて思ってみました。
すると1個の銀の風船のようなものがスー・・・と見えるところに常に移動しはじめました。
ほかの2つは違う方向に行ってしまい見えなくなっていました。

「(まさかね・・・じゃあコッチ動いて」
スー・・・っと動く銀の風船

「(じゃあ今度はコッチ。あっち」
スー・・・スー・・・と滑るようにまるでラジコンのように思った方向に動きました。

「(雲に隠れて)(雲から出てきて)」
スー・・・ススー・・・っと滑るように雲に隠れまた出てきました。

「(じゃあ円をえがいてくるくると)」
スイーっと円を描いて回りました。雲に隠れたので

「(雲から出てきて)」
スー・・・

「(うん、間違いない、あれはたぶんUFOだ)」
いきなり確信を付いてしまうのが少年というものです

とUFOと認識してから宇宙人が乗ってるんじゃないか?
連れ去られてしまうのではないか?
と怖くなりはじめ

「(もう一回、こっち動いて)」
スー・・・。

子供ながら確信染みてしまいました。
「(テレパシーでわかるの???)」

車が進むと
スー・・・っと見える位置に空高く付いてくる銀の風船。

だんだん怖くなって
「(もうついてこないで。さらわないで、ごめんなさい)」

しばらく空をみないようにして見上げたら銀の風船はいなくなってました。


自分の意思通りに動く不思議な銀の風船
あれはUFOなのか?それとも何だったのでしょうかね...?



実はこの体験2回してます。